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機械仕掛けの鴉製作者のブログです。
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【作品名】 「アナザーノート ロサンゼルスBB殺人事件」 by 西尾維新
【本格力】 ★★☆☆☆
【驚愕度】 ★★☆☆☆
【論理力】 ★★★★☆
【文章力】 ★★☆☆☆
【物語性】 ★★☆☆☆
【独創性】 ★★★★☆
【自己評】 6点
【備考欄】ひとつひとつ組み上げた端整なロジックと、
     虚をついた論理パズルが美しい絵を完成させている。
     小説版を読む前に漫画版は必読(少なくとも第一部は最後まで読んでおくこと)。
     だが、どんでん返しは個人的にイマイチ。

抱いた印象は、やっぱこの人ミステリ書けるじゃないかということ。
西尾については、クビシメから超人バトルものばかり書いてるって噂なので、ゲンナリして離れていたんですが……こりゃ見直す必要がありそうですね。
ロジックは非常にスマートで決まっているし、 ラストの展開よりもむしろ途中の南空の推理が僕好みで唸らされた。
鼻につくオタクっぽい記述だって、それほどマイナスにはならないんですが、むしろ問題は他にある。
どんでん返しがフェアプレイを逸脱していることです。

以下はネタバレです。読了後にどうぞ。
超能力っぽいものは一個ありました。でも、これはデスノの世界観を継承した能力なので……マイナスポイントにはなりませんね。
問題点はむしろそれ以外にある。致命的なくらいだけど……。

・メロの記述が間違ってる(これはLの伝説だ、などといいながらまったくLが活躍していない。むしろ足を引っぱっている)
・さすがにLがBBの疑いある怪しげな探偵を放置しちゃいかんだろう、ということ。
・『Lが竜崎を名乗った最初の事件』と書かれているけど、名乗ったのは事件後です。
・p48の上部の記述

どんでん返しについては、隠したがりやな維新の悪い癖が前面に出ていて、逆にわかりやすかったので最期の展開は結構よめてしまった。
でも、漫画版を読んでいることを前提としていれば相当引っかかりやすい意地悪な構成になっています。
作者のテクニックで惑わすところ(カポエラとかの伏線)はいいけど、『竜崎がBBであると論理的に看破できる伏線が普通に見当たらない』ってところが嫌らしい。
僕は竜崎=BBの可能性を考えつつ読みましたが、この竜崎は普通にLだろうと思いました。
p48の上部の記述で、竜崎が別人ならフェアプレイを逸脱しているなと判断したので。
とりあえず、このどんでん返しはアンフェアに一票を投じます。

評価は厳し目につけるのが筋だけど、殺害状況に施されたデコレーションがだいぶ僕好みでしたんで、高めの6点とします。
デスノ読んだ人は、興味があればオススメです。
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