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機械仕掛けの鴉製作者のブログです。
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mari--
髪の毛の色彩なんて、影とかつけずにグラデーションだけにしといたほうがいいのかも……?
筆だけなら塗るのに30分程度しかかからない。いっそこっちにすべきか? うーむ。
手間がかからずに絵が上手いって思わせられるような特殊な手法とかあるかなぁ……あ、すいません何でもないです。



本屋にあったので購入。
お馴染み、凶器にできる程の分厚さを誇る京極先生の妖怪薀蓄ミステリの漫画化。(厚すぎるという特徴がこんな紹介文のネタにまでされるという恐るべきステイタス……ってそんなことはどうでもいい)
魍魎の原作はかなり面白かったんですが、ところどころ忘れている箇所もあるので、以前の記憶と照らし合わせながら少しずつのマイペースで。
この作者さん、作画もですがネーム構成がかなり上手いですね。
特に初回の加菜子と頼子の会話シーンの演出が際立って原作の味を引き出しています。構成もほとんど原作準拠なので、やっぱり京極の登場シーンは遅かったですが。



ミステリ濃度が薄くなって最近放ったらかしにしている森先生のVシリーズの漫画化(魔剣天翔で止まってます。相変わらず読書となると岩崎の動きはナメクジです。あ、すいません塩とか勘弁してください)。
こちらも画力が素晴らしいです。特にドレスの描き方なんか繊細で凝りまくってる。この点、普通の服しか描けない自分にとって大きな壁になるんだろうなぁ……。
例の4人のイメージも理想的ですね。
この人が描いた犀川先生や萌絵を見てみたい気がするけど、S&Mは既に漫画化されてるので難しいのだろう……。
それにしても、S&Mの漫画版表紙からは地雷臭がぷんぷん臭ってくるのだが……実際はどうなんだろう。持ってる人いたら情報求む。
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mari-

イラストはついでみたいなもんです。
でも、(珍しいことに)描いていて気に入った絵なので、そのうち色も塗るかもしれません。

本格ミステリってそもそもどういうジャンルを指すの?と聞かれることがあります。
確かに本格ミステリと一言で言っても何を指すのかわかりにくいジャンルではあります。
どこまでが普通のミステリか、どこまでが本格として認められるものか、といった線引きは難しいですからね……。
一応、ノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則で定められてはいるんですが、最近のミステリでそれらの法則が破られているなんてよくある話です。
例えばノックスの第三項に秘密の抜け穴や通路を使ってはいけないとありますが、これらは綾辻の館シリーズで簡単に破られています。
また、ヴァンの二十則には作者が読者をペテンにかけるような記述をしてはいけないとありますが、これは叙述トリックそのものの否定になってしまいかねません。
他にもありますが……きりがないのでこの辺にしておきましょう。

これらは元々、イギリスの思考形式によって発達した本格推理なのですが、何も彼らの基準に合わせて十戒だの二十則だのに振り回されることもないでしょう。
新本格が生まれて以来、本格というジャンルも日本で独自の成長を続けているわけですし、日本は日本で理想の本格ミステリ観というものが(おそらく)出来上がってるものと思われます。
岩崎としても本格ものを書く以上、自分自身の本格ミステリ観をハッキリさせる必要があります。ある程度頭の中で決まってはいるんですが、今までそれを文章にしてまとめたことはなかったので。

以下に私的な本格ミステリ観を書き連ねつつ、整理することにします。順不同。
・まず最初に謎ありき。解くべき問題が存在しなかったり、答えが読者側に透けて見えるような謎については本格ではないと考えます。
つまり、コロンボ等の倒叙ミステリは基本的に本格ではないが、それとは別の謎が作中に隠されていた場合は考慮の予知があるということです。
・犯人を特定する為の伏線。これは最も重要でしょう。犯人を特定するためのロジックが作中に隠されている場合、伏線を通して読者がその答えをあらかじめ導き出せるようなロジックであれば文句なしです。
これは多ければ多いほど信憑性が増すんですが、その分読者にばれやすくなる危険性が高まりますね。
このギリギリの線をどれだけコントロールできるかが、推理作家の腕の見せ所だと思います。
・作中にトリックが存在する場合、そのトリックは超自然的な設定(例えば超能力や、近未来的な空想科学、非現実的な魔法等)に頼らず解かれるものではなくてはならない。
ちなみに稀に存在する「SFミステリ」では、読者側にあらかじめSF的な設定が伝えられている場合につき、その設定分のみ超自然的存在が許容されることになります。
例えるならデスノートはL側視点でのみ進めた場合、アンフェアになりますが……月側の視点でノートのルールが明らかにされた場合は、そのルール分視野を広げたトリックを展開されることができます。
(何か思いついたらまた追加するかもしれません)

とりあえず、謎に関する基本的な許容範囲はこんなものだと思います。
あくまで私的な本格ミステリ観ですが、ここが違うのではないかという箇所があったら指摘していただけると幸いです。
(多分つづく)



「あんた、嘘つきだねっ!」

荒木先生が推薦しているので試しにちょっと読んでみようかなと思い、手を伸ばしてみたんですが、あまりの面白さに次の日には6巻全部揃えてました。
中毒性の高い漫画に潜むといわれる、いわゆる単行病という恐ろしい病気です。
ひとたびページをめくってしまうと、次の話を読まなければ……次の話を読まなければ……と薬物依存症にかかった患者のようにページを読む手が止まらなくなり、本を読み終わったら「次の本は……!? 次の本はどこだぁ!?」などと喚きながら部屋中を動き回りつつ、脳内麻薬分泌の激しさに衝動を抑えられなくなって、身をよじりあてもなく体中の皮膚をボリボリ掻きまわったりします。
既に岩崎は末期症状でした。
まぁ、何が言いたいかというと……面白い漫画にも棘があるってことですね。

大金を賭けるギャンブルが主で、いわゆるカイジ系といえばおわかりでしょうか。
スピーディーな展開と駆け引きが強烈で、かつ圧倒的な画力で場の雰囲気を引き立てます。特に「口」の描き方が半端じゃないですね。「カッカッカッ!!」と笑ったときの悪役の表情が天にも昇ったような恍惚感を引き出していて圧巻でした。
悪役のこういう表情では、藤田和日郎さんの右に出るものはないといままで思っていたんですが、あまりに凄すぎて首位を食うどころの話じゃなくなってきました。
「僕はもうこの魔力から一生逃れられない気がする」って、どんだけ読者に言わせたい言葉なんですか。
トリックで読ませ、絵でひきつける漫画としてはこれ以上ないほど圧巻でした。

あ、でも戦闘部分は微妙かも。
面白いんだけど、ロデムや夜行さんがあまりにも妖怪過ぎて銃を持っている人が可哀想な一般人に見えてきます。
現代社会を舞台にしているのに、こういった無尽蔵な戦闘描写を入れるのはリアリティが薄れるので微妙に反対なんですが、これは作品内で暴力描写が重要な位置を占めているという意味での演出なのかもしれません。舞台は現代だけど、部分的にARMSのような世界観だと思えばいいのかも。
ロデムが出てくる時なんか目が光って、スーハー白い息を吐き出したりしてまんまスティンガーのような超人ぶりでしたからね。

あと予断ですが、じじいはバビル2世のファンだったって事ですかね。
後二体、あれ以上の化け物が控えていると言われたら気が気じゃないです。

最近、指が冷たくてキーボードがまともに打てない。
カタカタと指を動かしている最中に、手がコタツに入っているときの感触が蘇ってきたりする。そして数秒後には世の中にこんな天国があったとは……なんて夢心地の気分に浸ってるから自分はダメなんだろうなとつくづく思ったりする。

キャラデザインがどんな風に思いつくのかといわれると、結構惰性です。
最初にその人間の輪郭を決めれば、おのずと描いてるうちに目や鼻や口、髪型など理想的な顔のパーツが後からくっついてくる感じなので。
自分はどっちかというとキャラデザインよりも服装の方に苦戦するタイプですね。
服装のセンスがないので、それが作中のキャラに反映されて終いにはセンスのかけらも感じられない民族衣装が出来上がったりする。
その辺は服飾関係の雑誌を買って勉強しているものの、はたしてこの程度の対策でどこまで通用するのやら……と途方にくれてたり。
ちなみに女物のデザイン本を買う時に「なんで女物買ってるの?」といわれたらいつも姉貴に頼まれて……と言い訳しています。
イラスト描く取材のためだなんて恥ずかしくて言えません。

mituru
新キャラの一人、雑誌記者。ちょっと国枝先生入ってます。
(岩崎的に彼女のイメージはおおよそこんな感じ。あってないと思う方は申し訳ないです)
でも、性格はあんまり似てません(同じ性格だったら記者なんて出きんだろう、多分)。あの人よりは多少軽い感じ。
設定当初はもうちょっと真面目でかたい感じの髪形だったんですが、なんのひねりもないので没に。短くボッサボサにしてしまえということでこんなになりました。

例のゲームは主要メンバーがほとんど20前後の男女なのですが、老人も二人ほどいます。
最初は立ち絵を出さないで行こうと思ったんですが、老人だけ顔を出さないままコミュニケーションをとることにどうしようもない違和感を感じたので、やはり作成することにします。
しかし、やはり難しい……。
若い男女は基本的な顔のパーツが大体出揃ってるので描くのが簡単なんですが、老人はしわとか、皮膚のあちこちに年齢の経過を感じさせるようなデザインを加えなければいけない。
しかもおじいさんはかなりの変人キャラにする予定だから、デザインも相当凝った感じのキワモノにしないといけない。
……ある種の試練ですね。頑張ります。

まあ、きっと暇な人ですよね。

こんにちは。
どうも最近、火装災厄(インフェルノカラミティ)というよくわからない二つ名をつけられた岩崎です。
かっこいい響きなんですけど、放火の常習犯のような腐臭漂うネーミングですね。
「現れたぞ! 奴が火装災厄(インフェルノカラミティ)だ!」
「あ、あの男が……火装災厄(インフェルノカラミティ)! 先日の放火を引き起こして幾人もの死者を出したっぽいと言われる……!」
「こっちです! とっととあの放火魔っぽい人を捕まえてください!」
「コラー! 待ちなさいそこの放火魔っぽい人!」
ピーポーピーポー
二つ名のせいで言われたい放題です。
ラノベはあまり見ないのでよくわからないんですが、きっと僕以外の二つ名を持つ人間も、二つ名による理不尽な罪を着せられたりしたことがあるんでしょう。
しかし、諦めてはいけません。
火装災厄(インフェルノカラミティ)という呪われた能力にだって、何かしら人々の役に立てる力があるでしょうから。
「で、風呂沸いた?」
「いや、まだです。コフーコフーコフー」
「早くしてよー。全く、火装災厄(インフェルノカラミティ)ともあろうお方がこの程度の風呂焚も満足に出来ないなんてチャンチャラおかしい話よねー」
「そもそも、何で僕は火装災厄(インフェルノカラミティ)なんだ?」
「知らないわよーお隣さんとか皆そう呼んでるじゃない。火装災厄(インフェルノカラミティ)って呼ばれてるくらいだから、火の扱いには長けてるってことじゃないの?」
「いや、全然。っていうか、マッチしけってつかないんだけど? それに火をかざしても全く木が燃えないんだけど……何これ、生木?」
「確かに災厄(カラミティ)だわね」
まあこんな感じでしょう。火装災厄(インフェルノカラミティ)よりお送りいたしました。



店で久々に島荘先生の作品を見かけたので購入しました。
これ系統の装丁はラノベ系の作家が書いてることも多く、敬遠していたんですが……島田先生の作品なら無問題です。多少高いけど、御大の短編は未だに手を出してなかったので。
それにしても、知らないうちに島田御大にも「ゴッド・オブ・ミステリー」というとんでもない二つ名がつけられていたようです。
こちらも二つ名ブームでしょうか?
誰がつけたのかは知りませんが、一定のジャンルに縛られている作家もそういないんだし、わざわざ二つ名で作家を一つの枠に押し込めてしまうのもどうかと思いますね。
綾辻行人に館の奇術師(マジシャンインザハウス)だとか。
……言ってる傍から自分もつけてました。すみません


のらみみというアニメがかなり面白かった。
初っ端からど根性ガエルのひろし少年とドラえもんとコロ助を足して二で割ったような、昭和風味漂うキャラクターの登場。
しずかちゃん、ジャイアン、スネオを模したようなキャラクターの登場、そして唐突にドラ助(?)にかけられる白い液体。
「マヨネーズーッ!」

意味がわからん。

でも、こういうノリが好きな岩崎だった。
なんでもこの世界では、ドラえもんのような居候キャラクターが世間にあふれかえっていて、彼らはハローキッズ(キャラクター版ハローワーク?)を介して条件の合う子供がいる居候先を探し求めているそうだ。
だけど普通は、こんな特殊な生物は主人公の家にのみ一匹いるというのが精々です。
その上で、彼らとその周囲の人々の日々の摩擦を描くというのが物語としての普通の展開方法なのに……こののらみみでは『子供の家にキャラクターがいる』というのが普通の考え方になっています。
しかも、ハローワークのような職業安定所に通じる機関を設けて、現代社会との類似性を感じざるを得なくなっています。この独特の世界観。
誰ですか……この設定考えた人。天才ですか?

子供向けの絵柄だけど完全に大人をターゲットにした作品ですね。なんで深夜放送なんだろう、と疑問に思わざるを得ない所もあるけど。
さりげに主人公のキャラもナイスです。

勿体無いと感じたのは1話で登場した小鳥のチーパッパ。
あまりに可愛いのでレギュラーキャラかと思っていたのだが、違うらしいです。1話限定のオリキャラなので、この先登場する望みは薄そうな感じです。
あの子はどうにかしてもっと出したほうが人気が出ると思うんですけどねぇ……。

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